CT
CTとは・・・
Computed Tomographyの略で、日本語では「コンピューター断層撮影」と言います。X線を用いて体の中を輪切りに切ったように見える写真を撮影する検査のことです。
一般撮影のX線写真が二次元表示であるのに対し、CTは三次元的に表示する方法であるため、非常に分かりやすく体内の前後左右の位置関係が写し出されます。
そのため、隣り合った臓器に対して区別する能力(空間分離能)に優れ、病気の存在や病態構造を知るのに有用です。
場合によっては、造影剤というお薬を使用した検査も行われます。

ヨード造影剤とは・・・
CTで得られる画像に黒化の差(コントラスト)をつけるために用います。薬理作用はありませんが、普通のCT検査では見えないようなところも見えてきます。
CT検査で用いられる造影剤はヨード(海藻類やご飯などにも微量に含まれています)造影剤が用いられます。造影剤は静脈から点滴や機械によって注入します。造影剤を注入する際に体が熱く感じることがありますが、撮影後に熱感はなくなりますので、安心して検査をお受け下さい。
ごく稀に、検査中や検査後に気分を悪くなされる方がいらっしゃいますが、そのような場合は我慢せず、検査中でも構いませんので、担当の技師や周りにいるスタッフにお知らせ下さい。また、帰宅後に変化があった場合でも、必ずご連絡下さい。
通常の場合、造影剤は24時間で約98%が尿より排泄されます。
造影剤を使用した検査は、担当の医師が患者様に造影検査が必要と判断した場合のみ行われています。その際は、検査を受ける前に医師からの説明を聞いていただき、患者様から同意書に署名をいただいております。患者様が検査の必要性や有益性を理解されたうえで、検査をすることが望まれますので、医師の説明に納得できず、何か疑問に思われることがありましたら、担当の医師に相談し、納得したうえで署名をし、検査を受けるようにして下さい。
放射線被曝について・・・
CT検査ではX線を用いて検査していますので、被曝は免れません。CT検査では一般撮影検査の数十倍のX線を必要とします。ここで問題になるのは、被曝と発ガンの関係ですが、CT検査では、人体に影響が出るような大量の放射線を一度に浴びることは、決してありません。また、CT検査が原因で発ガンした臨床報告は全世界でもありません。
撮影は目的部位(検査部位)のみにX線が当てられますので、他の部位(検査目的以外の部位)には影響がありません。安心して検査をお受け下さい。
また、妊娠中の方、もしくはその可能性のある方は事前に担当の医師に相談して下さい。他の検査で診断ができる場合もあります。

