X線TV検査
X線TV検査とは・・・
X線を連続的に照射して体の中を透視し、テレビモニタを通じて映像を動態的に観察します。被曝量は一般撮影に比べ、やや多くはなりますが、病変によっては診断や治療に非常に重要な情報を得ることができます。
当院で主に行われている検査について・・・
胃がん検診などに見られるバリウムを使用した胃透視検査はよく知られている検査だと思いますが、他にも大腸の中にバリウムなどを入れて検査する注腸検査、造影剤というお薬を使った脊髄腔造影検査、腎膀胱造影検査、嚥下造影(VF)検査、更には骨折した骨を元の位置に戻すのにも使用したり、お腹の中に管を入れる際に、確認するために使用したりと様々な検査、治療で使用されています。

バリウム検査をする方へ
胃のバリウム検査をする方は、前日の夜9時までに食事を済ませておいて下さい。当日の朝は食事だけでなく、水分も摂らないようにして下さい。
胃に何か入ってますと、胃液の分泌が始まることにより、胃壁へのバリウムの付着が悪くなってしまい、病変があっても見落とす恐れがあります。
検査の前に、胃の蠕動運動を抑制する効果のある薬を筋肉に注射します。ただし、以下の病気のある方にはできません。
| 1) | 心臓の病気がある方 |
| 2) | 緑内障の方 |
| 3) | 前立腺肥大の方(男性のみ) |
他にも同じような効果を示す薬もありますが、その薬でも以下のような方には、注射できないことがあります。
| 1) | 糖尿病の方 |
| 2) | 膵臓や肝臓の病気がある方 |
これらの薬を使わずに検査をすることもできますが、正しい検査結果が得られない場合があります。
上記に当てはまるような方で、〝胃がん検診には興味があるけど、薬が使えないんじゃ・・・〟と、お悩みの方は一度、担当の医師に相談してみるのもいいかもしれません。
バリウムとは・・・
検査に用いられているのは、硫酸バリウムというもので、組成式はBaSo4と表記されます。
バリウムイオンと硫酸イオンからなるイオン結晶性の化合物です。天然には重晶石と呼ばれる鉱物として大鉱床を形成して存在し、各種のバリウム製品の原料として使用されています。
化学反応による合成品は、医薬用の他にも、塗料、プラスチック、蓄電池等、広く使用されています。
バリウムは、体内に吸収されることがないので、胃から小腸、大腸と進み、便として肛門から体外へ排泄されます。そのため、なるべく水分をたくさんとっていただき、早いうちに便を出すようにして下さい。そうしないと、バリウムが腸の中で固まってしまい出にくくなります。最悪の場合、セメントのように固まる場合もありますので、注意して下さい。
検査終了後、24時間経過してもバリウム便(白い便)が全く出ず、腹痛を伴うようでしたら、速やかに当院までご連絡下さい。また、翌日から2日過ぎても排便されない場合は、腹痛を伴わなくても受診するようにして下さい。
検診の勧め
昔から死因のひとつとして胃がんは挙げられてきました。しかし、胃がん検診を始めとした検査の質が向上し、疾病の発見率が高まってきたことにより、死亡率が年々下がり、日本人の平均寿命は延びています。この背景には、健康診断や各検診により、自分では気付かなかった段階で何らかの異常を見つけることができ、早い段階での治療に入れたことが大きいと思われますので、早期発見、早期治療が重要となります。
一度、各検診を受けられることをお勧め致します。

