放射線科

 

 

 

一般撮影検査

簡便かつ迅速に画像情報が提供できるので、最初の診断に用いられる最も使用頻度の高い検査で、「レントゲン」と呼ばれています。

 

MRI検査

MRI検査は、X線や超音波などは使用せず、トンネル状の大きな磁石の中に寝た状態で検査をします。磁石から発生する「磁場」と「電波(電磁波)」を使用してn体の中の構造を画像化する方法です。
X線を用いないので放射線被曝がなく、体の断面も自由に設定することができます。また、脳や脊髄、内臓、筋肉、関節、血管などを非常に明瞭に映像化することができます。

 

 

〜検査を受ける方へ〜
MRI検査は強力な磁石を使用している為、次のような方は医師、または担当の技師にお知らせください。

  1. 心臓のペースメーカーを付けている方
  2. 人工心臓弁を付けている方
  3. 人工関節などの体内金属を付けている方
  4. 脳動脈瘤の治療の為の脳動脈クリップを付けている方
  5. 入れ歯、補聴器などの金属類を身に付けている方
  6. 妊娠、またはその可能性がある方
  7. 閉所恐怖症の方
  8. 刺青の入っている方
  9. その他、手術を受けられてまだ間もない方

 

〜MRI室に持ち込めないもの〜

  • 時計
  • 眼鏡
  • アクセサリー類
  • キャッシュカード
  • クレジットカード
  • テレホンカード
  • 補聴器
  • カイロ
  • ベルト
  • エレキバン
  • 取り外し可能な義歯
  • 金属が付いた洋服(チャック、ホック、ワイヤーなど)

※アイラインやマスカラの一部には金属が含まれており、画像に影響が出たり火傷を起こすがありますので、検査当日はなるべくお化粧は避けるようにしてください。

 

CT検査

X線を用いて体の中を輪切りに切ったように見える写真を撮影する検査です。
CTは三次元的に表示する方法である為、非常に分かりやすく体内の前後左右の位置関係が写し出されます。そのため、隣り合った臓器に対して区別する能力に優れ、病気の存在や病態構造を知るのに有用です。

 

X線TV検査

X線を連続的に照射して体の中を透視し、テレビモニタを通じて映像を動態的に観察します。

 

 

〜検査を受ける方へ〜
胃のバリウムの検査をする方は、前日の夜9時までにしょくじを済ませてください。当日の朝は食事だけでなく、水分も取らないようににてください。
胃に何か入っている場合、胃液の分泌が始まることにより胃壁へのバリウムの付着が悪くなってしまい、病変があっても見落とす恐れがあります。
検査の前に、胃の蠕動運動を抑制する効果のある薬を筋肉に注射します。
ただし、以下の病気のある方にはできません。

  1. 心臓の病気がある方
  2. 緑内障の方
  3. 前立腺肥大の方

他にも同じような効果を示す薬もありますが、その薬でも以下のような方には注射ができないことがあります。

  1. 糖尿病の方
  2. 膵臓や肝臓の病気がある方

マンモグラフィー検査

乳房のX線撮影のことです。触診では判別できないような早期の乳がんを発見するのに大変有効な検査です。
早期の小さい乳がん、しこりを作らない乳がん、白い影や非常に細かい石炭化の影としても見つけることができます。

 

 

〜検査を受けられる方へ〜
ペースメーカーを入れている方や豊胸手術をされている方は、必ず事前にお申し出ください。撮影時の圧迫により、ペースメーカーの故障や破損、豊胸手術に使われているシリコンパックなどに損傷が生じる危険性があります。

 

 

マンモグラフィーを行うのに最適な時期

 

乳腺は女性ホルモンの影響を受ける為、月経が始まる直前には胸が張ったり、痛みを感じることがあります。
マンモグラフィーを行うのは、月経開始から1週間後が最適と言われていますが、特別な準備はありませんので、いつでも受けることができます。
検査中の痛みの他、ご自身で気づいたことや違和感、疑問などがありましたら医師または担当の技師にお申し出ください。

 

骨密度測定検査

身体の骨密度(骨の強度、ミネラル量)を微量のX線を利用して測定する検査です。
加齢による骨密度の変化量などを測定します。得られた測定値を性別や年齢などの標準値と比較し、診断します。

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